
3学童の合同運動会。100人近くの子どもたちの歓声が体育館に響いた
屋良朝輝・学芸部
先週の日曜日、地域の小学校の体育館に、子どもたちの歓声が響いた。行われていたのは3学童合同運動会。私の子どもたちが通う学童の運動会だ。
100人を超える子どもたちと保護者が本気で競い合い、あちこちに笑い声と笑顔があふれていた。そんな子どもたちの笑顔を見ながら、保護者たちの奮闘がなければ、この笑顔もなかったかもしれないと過去を思い返していた。
子どもたちが通う小学校は私の母校でもある。数年前まで校区内に学童は1カ所もなく、当時の児童は数キロも離れた他校区の学童に通わざるを得なかった。必然的に学童に通えない児童も多くいた。
校区内に43人が入所できる念願の公設民営学童ができたのは2017年。ちょうど私の長女が小学校に入学した年だった。
ところが、開設初年度からすでに待機児童が8人出る緊急事態。区内はアパートや建売住宅の建築ラッシュで子育て世代が増えているエリアのため、こうなることは容易に予測できた。...