
あっという間に、もうすぐ12月。そろそろ、忘年会シーズンですね! 忘年会といえば「お酒」。そして、つかまりにくい飲み会後の「タクシー」。今週はお酒とタクシーにまつわる話題の記事を中心に紹介します。
あの、お笑い芸人もタクシー運転手に!
最近、沖縄タイムスのスポーツ面で連載「ぎぼっくすの俺がファンタジス太!」を担当するぎぼっくすさんが、SNSでタクシー運転手として働いていることを公表しています。
大物お笑い芸人のお父さんを偶然乗せたり、酔っ払って起きない若者客の対応に四苦八苦したり。日々、「#ぎぼっくすタクシー」のハッシュタグで発信される内容がまた笑えて、つい読んじゃうんですよね~。
運転手の高齢化が進む沖縄タクシー業界。人手不足ゆえに実働率は50%台と低く、「タクシーを呼んでも来ない」という苦情が寄せられているとか…。先日、手取りが月13万円という84歳運転手を取り上げた記事もありました。
そんな中、ぎぼっくすさんのように、「苦境」といわれる業界を転職先に選んだ30代と40代のウチナーンチュがいます。1人は2児の母、1人は料理人やコンビニ店員、出版社営業など異色の経歴の持ち主です。
一体なぜ? 働いてみて、実際、どう? タクシー運転手だから実現できる働きやすさ、やりがいも見えてきました。
飲酒絡み人身事故の割合は全国の3倍
県警によると、県内で今年1~9月末までに発生した人身事故は2003件。うち飲酒絡みは51件(前年同期比19件増)で、割合は2.55%。同じ時期の全国平均(0.86%)の約3倍にも上り、全国最悪だそうです。
飲酒頻度は全国平均並み、でも…
アルコール性肝疾患による10万人当たりの死亡率も全国最悪で、男女ともに全国の2倍以上高い沖縄。県民健康・栄養調査によると、県民は飲酒の頻度こそ全国平均並みですが、1回当たりの飲酒量が多い傾向にあるそうです。
「20年前のことですが、研修医時代にある学会で他県のドクターと話した際、県外では肝硬変の原因として最も多いのがB型肝炎やC型肝炎をはじめとするウイルス性だと聞き、驚いたことがあります。県内では、当時から、アルコール性肝炎が圧倒的に主流だったからです」(引用)
こんなエピソードを紹介しながら「沖縄は日本一の“酒害県”だ」と言うのは、県内の依存症専門医療機関の一つ、沖縄リハビリテーションセンター病院(沖縄市)の犬尾仁医師です。
お酒をやめられない人には「もう飲むのやめなよ」「これ以上、飲んだらやばいよ」と言いたくなりますが、そう言って効く段階と、本人もそれを分かりながらやめられない段階があるんですよね。
今、身近にアルコール依存の方がいなくても、ぜひ多くの県民に目を通してほしい内容です。
沖縄も寒くなってきました。忙しさが増す年末年始は、つい自分の健康のことを後回しにしてしまいがちですよね。でも、忙しく動き回れるのも、健康があってこそ。体調管理に気をつけながら、今年もあと残り1カ月ちょっと、楽しんでいきましょう!