沖縄の市町村で住民の幸福度が一番高いのは? 住民が住み続けたいと思っている街は? 大東建託(東京都)は13日、「いい部屋ネット 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2023<九州・沖縄8県版>」を発表した。「住み続けたい街」のランキングは、九州・沖縄8県の集計対象となった全188市町村中、沖縄本島中部の3町村がトップ3を独占した。調査結果を分析した専門家による解説を踏まえてランキングを詳報する。(デジタル編集部・篠原知恵)

 街の幸福度ランキングは、「現在、幸福だと思うか」との設問に「非常に幸福だと思う」を10点、「非常に不幸だと思う」を1点とした10段階で評価。回答した居住者が50人以上の市町村を対象に集計した。

 沖縄県内の市町村で幸福度が最も高かったのは、昨年に続き2年連続で北中城村だった。

 調査を実施する大東建託賃貸未来研究所の宗健(そう・たけし)さんは、米軍基地の返還によるライカム地区の大規模開発が影響した可能性がかなり大きいと分析する。

イオンモール沖縄ライカムと周辺のようす=2021年、北中城村(小型無人機で金城健太撮影)
イオンモール沖縄ライカムと周辺のようす=2021年、北中城村(小型無人機で金城健太撮影)

 一帯は、2015年にイオンモール沖縄ライカムが開業し「新たな道路も開通し、まだまだ空き地もあって住宅供給が続いている。東海岸を一望する住宅を建てたり、マンションを買ったりして新たに移り住む人も多く、本島中部の高級住宅街の様相だ」と指摘。「比較的経済的に余裕のある人が、街の幸福度の平均値を押し上げている。新しい住民の獲得が、街の幸福度を上げる象徴的なケースだ」と語った。

 北中城村は、九州・沖縄8県の「幸福度」ランキングでも、全市町村のうち3位に食い込んだ。

 注目すべきは北谷町。街に「誇りがある」「愛着がある」といった大東建託の他のランキングで軒並み県内1位を獲得し、居住満足度を基にした「住みここち」では5年連続の首位を守る。今回の幸福度ランキングは県内8位に落ち着いた。

大東建託調べの「街の幸福度ランキング」沖縄県版
大東建託調べの「街の幸福度ランキング」沖縄県版

 幸福度ランキングの沖縄県内市町村別2位は嘉手納町、3位は西原町、4位は石垣市。5位以降は糸満市、宮古島市、豊見城市、北谷町、浦添市、中城村の順だった。

 住み続けたい街ランキングは...