糸満体験モニターツアーが8、9の両日、沖縄県糸満市内で行われ、県内大手や中国系旅行社などの22人が、古武道やアセロラ収穫作業を体験した。地元の素材と文化を活用した、市地域雇用創造推進協議会の商品開発の一環。23日に市役所で報告会を開く。

糸満体験モニターツアーで、古武道の道着を着てポーズを取る参加者=8日、糸満市米須海岸

 モニターツアー初日は、古武道関係者の演武を米須海岸で見学後、武具にもなったエーク(かい)を手に記念撮影を楽しんだ。また、糸満産ニンジンを使い、沖縄のヒラヤーチーのような洋食ガレットを作って試食した。

 中国などから年間2千人を受け入れる旅行会社の社長(43)は「沖縄の伝統文化が中国文化に関係すると話すと中国人客も喜ぶ。気に入った体験ツアーは自社の観光商品に取り入れたい」と話した。

 中国は大気汚染が進んでいる地域があり、空気の澄んだ所を訪ねる需要がある。ツアー2日目のアセロラ収穫作業は、サトウキビ畑に囲まれた自然豊かな場所での開催で好評だったという。

 同協議会は「体験型観光メニューを作って市内事業所に提案し、雇用や仕事の増加につなげたい」と話している。