沖映通りにアニメで人を呼び込みたい―。那覇市の沖映通り商店街振興組合は3月29日、シンポジウム「アニメで街づくり!?」をジュンク堂書店那覇店で開いた。アニメで町おこしを手がける仕掛け人や人気声優らが登場。アニメで町を活性化させるノウハウやアイデアが飛び交った。

イベントには海外からもアニメファンが駆けつけ、(左から)常盤良彦さん、三浦亨さん、藤井ゆきよさん、下地紫野さんらの町おこしのアイデアに耳を傾けた=3月29日、ジュンク堂書店那覇店

 東日本大震災で被害を受け、観光客減少などの影響を受けていた茨城県大洗町は、2012年にアニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台となり、多くのアニメファンが訪れる“聖地”として生まれ変わった。

 仕掛け人のOaraiクリエイティブマネジメントの常盤良彦代表取締役は、地域を元気にするためにはよそ者、ばか者、若者に加え、「地元のパワーが一番必要。地元を変える当事者意識が大事」と指摘した。

 アニメインターナショナルカンパニーの三浦亨代表取締役は、岡山でアニメ制作を手がける。活性化の秘訣(ひけつ)を「アニメ作品が好きな人たちを、地元の人たちが好きになること」と伝授した。

 人気声優の藤井ゆきよさんは「沖映通りを舞台にした小説を書いてもらって、アニメ化の時にはキャスティングしてほしい」とリクエスト。那覇市出身の声優、下地紫野さんは「東京での経験を地元に還元したい」とアニメによる活性化に協力する気まんまんだった。

 同組合の高良博理事長は「アニメに特化した拠点を沖映通りに作っていきたい」と展望を語った。