【国頭】国頭村伊地と同村与那の間にある通称グナン海岸に7日朝、体長約5メートルのザトウクジラが打ち上げられて死んでいるのが見つかった。

 沖縄美ら島財団総合研究所の小林希実さんによると、体長が小さいことから生まれて1年以内のクジラで、船にぶつかったりしてできた傷なども確認できないことから「自然下で何らかの形で死んでしまった個体が沖から流れ着いたのではないか」と分析した。

国頭村伊地と村与那の間の海岸に打ち上げられたクジラ=7日
国頭村伊地と村与那の間の海岸に打ち上げられたクジラ=7日

 海岸の漂着物などを管轄する県北部土木事務所の担当者は「近日中に現場を確認し、沖縄美ら島財団と相談しながら処理方法を検討する」とし、移動が難しいことなどから砂浜への埋設などを検討するという。

打ち上げられたクジラを撮影する市民=7日、国頭村の海岸
打ち上げられたクジラを撮影する市民=7日、国頭村の海岸

 午前8時半ごろ、海岸には地域住民らが集まり、クジラを見つめていた。村内に住む男性(76)は「ずっと国頭に住んでいるがこんなことは珍しい」と驚いた。国頭村地域おこし協力隊で山梨県から参加し、与那へ行く途中で通りかかった志村晋平さん(39)は「クジラの漂着を初めてみた」と話した。

 クジラは1月から3月末にかけて繁殖活動や子育てのため沖縄本島付近で回遊する。
(宮城樹正通信員、北部報道部・松田駿太)