南風原町の障害福祉サービス事業所「てるしのワークセンター」では、就労支援プログラムとして紅型染め技法を使い、廃棄される段ボールから「手染め封筒」「お祝い袋」などを制作しています。利用者一人一人がその日の気持ちを込めて手染め。類まれな感性が、伝統工芸と未活用資源を融合させ「せかいにひとつ」の商品を生みだします。

 センターの岸本久美子さんと紅型技術指導員の比嘉敏子さんは「紅型クラフト」知名度アップのため、イベント展開や販路開拓の方法について、よろず支援拠点で専門家のアドバイスを受けました。

 販売用ディスプレーの背景の色を黒ベースにすれば高級感や落ち着いた雰囲気が出て紅型の色合いが際立つ。卸売りが前提なら、販売価格は高めに設定し直す。また、価値を高めるため、町の地域ブランドコンテスト「はえばる良品」にチャレンジすることを提案されました。町商工会の協力もあり、見事「はえばる良品」に認定されました。

 今年は「紙と織布マルシェ」や「ルンルン!!はえばるフェスタ」に出店。卸先のリゾートホテルやセレクトショップでの販売も好調です。紅型の鮮やかな色合いは人の心をワクワクさせます。唯一無二の「伝統×福祉×SDGs=アップサイクル商品」に期待です。

 【メモ】南風原町字宮平206の1。電話098(889)4011。

(写図説明)事業所の利用者が手染めで制作している「お祝い袋」(660円)

(写図説明)南風原町の障害福祉サービス事業所「てるしのワークセンター」