11日、国と沖縄県が管理する本島内のダムの貯水率が50%を切り、県企業局が有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)の影響で取水を停止していた本島中部の河川や井戸群からの取水を北谷浄水場で再開した。浄水器などを扱う浦添市のメイクマン浦添本店には多くの客が訪れ、PFASや渇水への懸念を口にした。

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 同店では目立つ場所に浄水器コーナーを設置。2月に入ってからPFAS除去をうたう製品を紹介するちらしを掲示している。売れ筋は水道の蛇口に取り付けるタイプで、価格はカートリッジを含め2千~6千円。一部の製品には節水機能もあるという。

 売り場の担当者は「ミネラルウオーターやウオーターサーバーなどと比較し、浄水器は手軽で価格が抑えられる点が人気。これまでは飲食店などからの問い合わせが多かったが、最近は自宅用に購入する人が多い」と説明。「重い水を買いに行くのが大変」と訴える高齢者からの問い合わせも増えているという。

 浦添市の男性(64)は、中部からの取水再開の報道を見て売り場を訪れた。「浄水器を買ったことはなかったが、ミネラルウオーターを買い続けるのは家計に負担が大きいので探しに来た。まとまった雨が降り、ダムの貯水率が回復してほしい」と述べ、浄水器の性能などを比較しながら商品を選んでいた。

 宜野湾市の男性(73)は「PFASが体にどのくらい影響があるのか分からず心配だ。7歳の孫がよく家に遊びに来るので、安心な水を飲ませたい」と心配そうな表情で話した。(社会部・榧場勇太)