【西原】九州北部の記録的な豪雨による災害への義援金を募ろうと、沖縄県の西原中学校の生徒が13日、本島縦断チャリティー駅伝に挑戦した。駅伝の完走を条件に、企画に賛同する個人・企業へ寄付金の協力を呼び掛けた。生徒たちは被災地に心を寄せ、同校から辺戸岬までを約11時間かけて完走。町内を中心に約70社から51万7180円の寄付金が集まった。

約100キロの道のりを完走し、ガッツポーズで喜ぶ西原中学校3年1組の生徒たち=13日、国頭村辺戸岬(伊志嶺澄人教諭提供)

 挑戦したのは、同校3年1組の生徒38人。13日午前5時、同校をスタートした生徒たちは、ゴールの辺戸岬を目指し、約100キロの道のりを男女交互にたすきをつないだ。

 中学最後の夏休みの思い出にしようと、当初は駅伝のみを企画したが、九州北部豪雨の甚大な被害を知り、「自分たちに何かできないか」と話し合った結果、駅伝をチャリティーにすることが決まったという。

 厳しい暑さの中、走り抜いた赤嶺佳南さんと仲里優唯さんは「九州の被災地の方を思うと、みんなで協力して頑張れた」と汗を拭った。

 渡嘉敷楓香さんは「完走は周りで支えてくれた父母や、協力してくれた各企業の皆さんのおかげ」と感謝。渡久地浩矢さんも「クラスの絆、仲間との思い出がより深まった。応援してくれた皆さんに感謝したい」と話した。

 走っている途中、「頑張れ!」という仲間からの声援が力になったと話す赤嶺瑠風さん。崎浜愛蘭さんと石川ひろのさんは「クラスの団結が深まって一生心に残る思い出ができた」と絆を確かめ合った。

 西原唯人さんは「みんなで協力すれば大きな力になると実感した」と力強く語った。集まった寄付金は、西原町社会福祉協議会を通して九州北部豪雨の義援金に充てられる。