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認知症の偏見なくして 当事者の大城勝史さんが講演

2017年8月29日 19:50

 認知症について理解を深めてもらおうと、沖縄県名護市地域包括支援センターは26日、認知症講演会を同市民会館で開いた。若年性認知症の大城勝史さん(42)が講演し、うるま市の演劇集団「こかげ」による寸劇もあった。会場では「認知症カフェ」もオープンし、参加者約150人がコーヒーを飲みながら学んだ。

若年性認知症の大城勝史さんは「多くの方の支援で今の自分がある」と話した=26日、名護市民会館

 大城さんは40歳の時に「若年性アルツハイマー病」と診断された。現在は沖縄トヨペットに勤めながら講演活動をしている。人の名前や顔を覚えることが難しいためメモ帳を常に携帯し、職場では休みを取りながら効率性より確実性を重視して洗車の仕事をしていることを紹介。「診断当初は仕事を辞めなければならないと思ったが、家族会が間に入ってくれ会社の理解を得た。何もできないのではという認知症への偏見をなくしたい」と話した。

 「こかげ」による寸劇は、認知症の高齢女性と息子夫婦との家庭内での出来事をコメディータッチで演出。家の外を徘徊(はいかい)したりお漏らししたりする女性にどう接したらいいかを提案し「介護は24時間。デイサービスや地域支援を利用しながら助け合ってほしい」と呼び掛けた。

 会場では、障がい者の就労支援に取り組む名護市のNPO「ジャンプ」が「認知症カフェ」を開店。参加者はコーヒーやクッキーを食べながら聴講した。

 同NPOは8月から毎月第3水曜日、運営する名護市東江の「Life☆Cafe」でも認知症カフェをオープン。専門相談員らが相談を受け付けている。問い合わせは、同支援センター、電話0980(43)0022。

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