シャツ・ネクタイの製作大手フェアファクスコレクティブ(東京、慶伊道彦社長)が、リゾートウエアブランド「PAIKAJI(パイカジ)」を展開するジュネ(豊見城市、吉田康秀社長)の生地を使った「アロハネクタイ」を製作し、来年2月にも全国発売する。独自商品の開発に力を入れるリウボウインダストリー(那覇市、糸数剛一社長)の発案で、沖縄発のリゾートファッションを全国に発信する。

アロハネクタイの試作品を紹介するジュネの吉田康秀社長(右)とリウボウの紳士服セレクトショップ「コレッツォーニ」の細谷淳店長=那覇市・リウボウ

 沖縄県内では、かりゆしウエアやアロハシャツはビジネス用としても着られているが、県外では着用が広がっていないのが現状。暑い夏を少しでも快適に過ごしてもらうため、ネクタイに涼しげなデザインを取り入れたファッションを企画、提案する。アロハネクタイの販売は全国でも初めてとみられ、来年の春夏商戦から展開する。

 吉田社長によると、アロハファッションに業界誌などの注目が集まっており、来年のブームを予測する記事も多いという。全国の大手百貨店やセレクトショップもアロハネクタイに興味を示している。

 フェアファクスがジュネからパイカジの生地を仕入れ、ネクタイを製作する。落ち着いたデザインにワンポイントで南国柄を取り入れた物や、ビジネスとカジュアルに使えるリバーシブルタイプなどを検討している。東京都内の展示会に出展し、デザインの検討を重ねた上で約30種類を作る予定。発案したリウボウだけのオリジナルデザインも数種類作る。

 リウボウ5階の紳士服セレクトショップ「コレッツォーニ」の細谷淳店長は「これまでは東京で流行したものが沖縄に入ってくることが多かったが、沖縄にも良い衣料がたくさんある。沖縄を中心としたリゾートファッションを発信したい」と意気込む。

 吉田社長も「ビジネスでもカジュアルでも、胸元に夏らしさを提案したい。遊び心を取り入れ、自分らしさを表現してほしい」と話した。