【宮古島】海外クルーズ船の入港時に起こるタクシー不足の解消に向け、宮古島市内のタクシー4事業者は1日、宮古空港から市街地に向けて決まったルートを走行する乗り合いタクシー「宮古島くるりんバス」の実証実験を始めた。11月末までの3カ月限定で実施。1日約3万円の運行収益を目標に設定し、利用状況や採算性を踏まえて今後の継続を判断する。

海外クルーズ船入港時のタクシー不足解消のため期間限定で運行する乗り合いタクシー=1日、宮古空港前

 2016年度から海外クルーズ船の寄港が本格化した宮古島市ではタクシーが乗船客対応で不足し、宮古空港に着いた観光客や市民に影響が出ている。実証実験では、宮古空港から市街地を通過し平良港を最終地にして折り返すコース別の2路線を用意。ドン・キホーテや市役所前を通過する北ルートは午前9時から午後5時、イオンタウン南店前や宮古病院前を通る南ルートは午前9時半から午後4時半、それぞれ1時間間隔で宮古空港発の便を出す。

 停留所以外でも手を上げれば乗車可能。運賃は乗降場所に関係なく一律500円。高校生以下の学生や運転免許証の返納証明書所有者、障がい者は300円。

 1日開かれた運行セレモニーで宮古運輸事務所の幸喜勇所長は「観光客が今後も増加する中、市街地へと向かうタクシーは不可欠。空港利用者の移動手段の確保に寄与できれば」とあいさつした。