■沖縄剛柔流拳志會空手道・古武道総本部 外間哲弘会長

型の練習をする門下生と外間哲弘会長(2列目右)=西原町上原(下地広也撮影)

 体育学博士、琉球歴史研究家など多彩な顔を持つ沖縄剛柔流拳志會空手道・古武道総本部の外間哲弘会長(72)。道場2階には、空手・古武道の文献や武器など数々の資料を集めた沖縄空手博物館が併設されている。これまで、世界48カ国で指導。その際は、琉球や空手の歴史、書道なども教えてきたという。

 稽古も独特だ。子どもたちは、そろばんの暗算、英語、中国語、しまくとぅばなど教養も学ぶ。また、棒とヌンチャクは4歳から必修としている。両手を同時に動かす機能を発達させるためという。外間氏は「空手道は人間道」だと強く言い聞かす。だからこそ、子どもたちには「礼儀とともに学ぶ姿勢が大事」と繰り返し教え込む。

 「人としてまだ足りない」と自身を律する外間氏。今も弟子と「道」を追い求め日々鍛錬する。「世界各国の人に空手の素晴らしさを教え、後進にバトンを渡す」。範士十段は使命感に燃える。(社会部・西里大輝)