【郷田まみ通信員】アルゼンチンの沖縄県系3世でアーティストのグース外間さんが勢いに乗っている。昨年沖縄であった第6回世界のウチナーンチュ大会関連コンサートで、祖父母への思いを日本語でつづった「時空の花」をアニメーション仕立ての映像とともに歌い上げ、多くの日系人や日本人の心を揺さぶった。これを機に、南米各地のイベントに引っ張りだこだ。

南米各地のイベントに招かれている県系3世のグース外間さん(c)Cassio Shimono

 今年2月にはペルー・リマで開催された沖縄祭りやオキナワ・ラティーナコンサート、7月にはブラジル・サンパウロでブラジル日本都道府県人会連合会主催の第20回日本祭りに出演した。ラテンアメリカの日系の若者が集うイベント「モビ・メント」では20周年記念のフィナーレを飾るステージに立った。

 サンパウロ訪問は4回目というグースさん。ブラジル日系社会の人々と出会いについて「わずか数日の滞在で、素晴らしい魅力にあふれたたくさんの日系ブラジル人と出会い、絆を感じることができた。日系社会の若者と話して生活スタイルや考え方、沖縄や日本への思いなど、ブエノスアイレスと似ているところを感じた」と語る。

 海外でのライブ依頼はとどまることなく、11月にはペルーで、COPANIという北中南米日系人が未来の日系世界を描く大きなイベントとペルー最大の日系人祭りへの参加を予定している。同月にブエノスアイレスで予定される単独コンサートに向けても準備中だ。

 来年1月には日本でのコンサートも控え、セカンドアルバムを日本語とスペイン語の曲を交えて制作している。

 沖縄を超え、日本を超え、世界に羽ばたく歌手として期待を背負うグースさん。現在制作中の歌も世界に向けてのメッセージを込めたという。

 グースさんは「2016年に沖縄から始まった世界への挑戦は国境を超えて多くの人に、一人の日系人の歌声と思いを届けたい」と熱く意気込みを語った。