沖縄市が進めている折り鶴をつなげてレイのギネス世界記録に挑戦する「折り鶴プロジェクト」が7日、同市諸見里の市体育館であった。市民ら約2万人が平和の願いを込めて作った折り鶴33万380羽をつなげた約9・7キロメートルのレイがギネス記録に認定された。これまでの折り鶴レイのギネス記録は2013年に広島市が達成した7キロメートルで、それを2キロメートル上回った。

ギネスに認定された9・7キロメートルの折り鶴ロープを計測する人たち=7日午後、沖縄市体育館(喜屋武綾菜撮影)

 沖縄市は1945年9月7日に旧越来村森根(現在は沖縄市の米軍嘉手納基地内)で米軍と南西諸島の日本守備軍との降伏調印式が行われた日を条例で「市民平和の日」と定めており、それを周知させたいと企画された。

 7月ごろから市内全小・中学校や保育園、企業、自治会などに折り紙を配布した。8月14日から折られた鶴を回収し、ロープでつなげる作業を開始。7日早朝にレイ9・7キロメートルを完成させた。

 同日午前10時からギネス世界記録認定員のマクミラン舞さんが約4時間半かけて折り鶴同士が接続しているかなどを一つ一つ確認しギネスが認定された。

 折り鶴を100羽折ったという桑江朝千夫沖縄市長は「世界記録達成は本当にうれしい。関わった人たちみんなが平和の日を迎える度にこのギネス記録を思い出すだろう」と話した。

 作成に関わったコザ中2年の兼次嵐らんさん(13)は「みんなと協力してギネス記録を獲得でき、これまでにない達成感を感じている。協力することの大切さを学んだ」と笑顔だった。