台風18号の強風による高波で、沖縄本島と結ぶ定期船が欠航した周辺離島に18日、船が入港した。久米島町では7日ぶり。久米商船によると6日連続欠航は過去最長といい、島では不足した卵や牛乳、パン、野菜などを買い求める人が商店に駆け付けた。牛乳購入で3時間待ったお年寄りもいた。

食料品を積んだ船が7日ぶりに久米島町に到着し、店に駆け付けた町民ら=18日、町謝名堂のAコープ久米島店(比嘉正明通信員撮影)

 久米商船はこの日、臨時便も運航。午前便は野菜や牛乳、冷凍食品などを中心に、午後の臨時便は缶詰や即席麺のほか、島で盛んな養殖エビの餌や牛の飼料などを運んだ。

 同町謝名堂のAコープ久米島店には午後3時までに肉類や牛乳、野菜、納豆などが店頭に並び、町民らが次々と買い求めた。町比屋定の照喜名亀寿さん(90)は「妻も牛乳が大好き。5本も買えてうれしい」と喜んだ。東俊一郎店長は「生鮮品を提供できて良かった」と安心した様子だった。

 粟国、座間味、渡嘉敷3村と那覇を結ぶ定期船も13~17日欠航し、6日ぶりの入港。座間味村の「レストランまるみ屋」では欠航の間、メニューの具材を変更して対応。欠航で島から出られなくなった学生客約30人の宿泊先から、食事の提供もお願いされたという。

 また、南北大東島と那覇を結ぶ大東海運は、12日出航予定だった定期船を2度延期した。波の状況を見て19日朝、出航するか判断する。