沖縄県多良間島の南側の海岸で、タコの一種「タコブネ」のメスが卵を保護するために生成する殻を、同村塩川の農業、羽地邦雄さん(68)が見つけた。貝殻コレクターに人気があり、羽地さんは「とてもラッキー」と喜んでいる。殻の長さは55ミリ。新しいとみられ、欠けている部分のない良好な状態という。

多良間村の南側の海岸で見つかったタコブネ(下)とスナガニ=15日(羽地邦雄さん撮影)

 タコブネはメスが7~8センチ、オスはその20分の1ほどの小さなタコ。メスは体内から分泌する物質で殻を作る。メスの体内で受精し、殻の内側に卵を房状に産みつけるという。

 台風18号の影響で打ち上げられたとみられ、羽地さんは「とても珍しい。初めて見た。砂浜で傍らのスナガニが興味深そうに見ていた」と笑った。