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綾戸智恵さん「介護は思い出振り返る時間」 沖縄で語る母とのエピソード

2017年10月2日 06:04

 タイムス女性倶楽部の第42期5回目の講演会が30日、沖縄県宜野湾市内のホテルであり、ジャズシンガーの綾戸智恵さん(60)が母親の介護の話など、笑いを交えて紹介した。92歳の綾戸さんの母は認知症を患っているという。母との介護時の会話や病院でのエピソードなどを踏まえながら、「母はいろいろなことを私に伝えようとしていると思った。介護の苦労を受け入れようと考え直した」と語った。

ユーモアを交え、母親の介護について語る綾戸智恵さん=30日、宜野湾市・ラグナガーデンホテル

 「楽しかった母との時間を思い出しながら、振り返りの時間にしよう」と気持ちを切り替えた綾戸さんは「今は母との付き合いがあと何日あるのかと、数字のカウントの仕方も変わってきた。終着駅に答えはない。母の生きざま、死にざまを見て私がどう答えを出すか問われている」と話した。

 「人生は上り坂、下り坂、まさかがあり、まさかが多いのが人生」などと、漫談のような語り口に会場は終始笑いで包まれた。最後は「60歳になった私の音楽を聴いて」とCD購入を呼び掛け、爆笑を誘った。

 那覇市の大城律子さん(57)も、92歳の母親が認知症という。「綾戸さんの話は理解できるし、自分のこととして共感できる。一人じゃないと感じ、元気をもらえた」と感想を話した。

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