福島県本宮市の山崎敏雄さん(68)、久子さん(65)夫婦と、久子さんの妹の金城弘子さん(60)、毅さん(59)夫婦=群馬県在住=は9月27日、沖縄県北中城村役場を訪れ、2011年3月11日の東日本大震災の際決壊した農業用水の人工湖「藤沼湖」(福島県須賀川市)のダム湖の底から見つかり「奇跡のアジサイ」と呼ばれ、県内で北中城村が「里親第1号」として育てているアジサイを見学した。

奇跡のアジサイ2本を前に交流した(前列右から)比嘉洋子さんと山崎敏雄さん、久子さん、金城弘子さん=27日、北中城村喜舎場区の比嘉洋子さん宅

 山崎さんも里親としてアジサイを育てている。山崎さんは今年の6月、須賀川市の藤沼自然公園で開かれた「奇跡のあじさい植樹祭」に参加した際、北中城村が里親になっていることを知り、観光を兼ねて同村を訪れたという。

 山崎さんらは村役場福祉課喜納啓二課長や、アジサイの縁を橋渡しし被災地支援を続けている北中城YORISOI隊の大城健キャプテンらの案内で村役場花壇(かだん)にある「奇跡の紫陽花(アジサイ)」の説明板とアジサイを見学した。

 同じく2本のアジサイの里親で村喜舎場区の比嘉洋子さん(62)宅のアジサイも見て回った。

 比嘉さんは「YORISOI隊から話しがあったとき枯らさないかとても心配だった。今年は1本が花を咲かせホッとした。来年は2本目が咲くよう丁寧に手入れをしている」と話した。

 山崎さんは「異郷の地で育っているアジサイに感激。よろしくお願いします」と礼を述べた。

 比嘉さんがヒラヤーチー、モズク、沖縄そばでもてなし、アジサイ談議に花を咲かせていた。(翁長良勝通信員)