パームロイヤル(那覇市、高倉幸一社長)は来年11月、ホテル「パームロイヤルNAHA」に隣接する那覇市牧志の国際通り沿いに新館をオープンする。1853年に琉球王国を訪れたペリー提督の直筆サインや、ペリーの随行画家ウイリアム・ハイネの水彩画など、高倉氏が所蔵する美術品100点近くをフロアごとにテーマを設けて飾る。歴史的に価値のある美術品で、他のホテルとの差別化を図る。

「ペリー提督一行首里城より帰還の図」 ウイリアムス・ハイネ作(水彩画) 高倉幸一氏所蔵

新館に飾る17世紀オランダの巨匠、レンブラントの版画(高倉幸一氏所蔵)

ウイリアムス・ハイネ作の水彩画「ペリー提督一行首里城より帰還の図」が収められた画集を開く高倉幸一氏=4日、那覇市牧志のパムロイヤル

「ペリー提督一行首里城より帰還の図」 ウイリアムス・ハイネ作(水彩画) 高倉幸一氏所蔵 新館に飾る17世紀オランダの巨匠、レンブラントの版画(高倉幸一氏所蔵) ウイリアムス・ハイネ作の水彩画「ペリー提督一行首里城より帰還の図」が収められた画集を開く高倉幸一氏=4日、那覇市牧志のパムロイヤル

 新館は「RAM(ラム、ロイヤル・アート・ミュージアム)タワー」。地上9階建てで、延べ床面積は1348平方メートル。3~9階にツインルームを28室設ける。

 客室はテーマ別に美術品を配置。ペリー提督がテーマのフロアは、ウィリアム・ハイネの「ペリー提督一行首里城より帰還の図」などを展示する。17~20世紀の洋画と版画のフロアは、オランダバロック期の巨匠レンブラントや、日展評議員だった木下孝則などの作品を並べる。

 尚清王の肖像画や江戸上りの図(いずれも模写)などの琉球王朝フロア、ベトナムやカンボジアの石像・ブロンズ像のフロアも設ける。県出身アーティスト幸地学さんの作品も置く。

 高倉氏は「本物のアートで心も癒やせるホテルにしたい」と話している。(政経部・平島夏実)