【座間味】少雨で貯水池の水量が下がっている沖縄県座間味村阿嘉島で4日、村職員らが可搬型海水淡水化装置の設置作業を進めた。5日に試運転し、6日から運用を始める。1日100トンを生産し、橋でつながる阿嘉、慶留間の両島へ給水する。

箱状の可搬型海水淡水化装置の設置作業を進める職員や業者ら=座間味村阿嘉漁港(村役場提供)

 両島の貯水池である「ウタハ堰(せき)」は4日の貯水率が3・34%。同村は住民生活や観光面への影響を懸念して9月、水道災害応援協定に基づき同装置の貸与を県へ要請した。堰の貯水率が90%に回復するまでの間、運用する。

 同装置は3日、阿嘉漁港に届いて設置作業を開始。装置につけた送水管から浄水場を経て、住宅や宿泊施設などに給水。住民約300人、観光客100~200人の水利用に対応する。

 村職員は「貯水率が日々下がるのを心配していた。安定的に水を供給することで、断水も避けることができて助かる」と喜んだ。

 同村によると、座間味島の座間味ダムは貯水率62・87%。同島には別の取水源や村所有の海水淡水化施設がある。