沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究チームは6日までに、オーストラリアの研究者と共同で、オーストラリアのロード・ハウ島で絶滅したと考えられていた幻の昆虫「ロードハウナナフシ」が、近海にある別の島で発見されたものと同種で、絶滅していなかったことを突き止めた。

ロードハウナナフシの成虫(メルボルン動物園、ローハン・クリーブ提供)

 ロード・ハウ島で生息していたロードハウナナフシは1918年、近海で難破した船からクマネズミが島に侵入、生態系に影響を及ぼしたことから絶滅したと考えられていた。

 研究チームは博物館に所存されていたロードハウナナフシの昆虫標本からゲノム配列を調べ解析。近海のボールズ・ピラミッド島で見つかった種と同一種といえることを確認した。研究成果は5日発行の米国の科学誌カレントバイオロジーに掲載されている。