オランダのアーティスト、テオ・ヤンセンさんの講演会が6日、沖縄県立博物館・美術館講堂であり、ヤンセンさんが風の力で動物のように動く「ストランド・ビースト」(進化人工生命体)の仕組みについて実演を交えて話した。会場には約270人が来場。独創的な作品を生み出す芸術家の話に耳を傾けた。

「ストランド・ビースト」の仕組みについて説明するテオ・ヤンセンさん(左)=6日、那覇市おもろまち、県立博物館・美術館講堂

 ヤンセンさんは大学で物理学を学んだ後、画家を志した自身の歩みを振り返り、1980年代に自作の気球を空に飛ばしたことが大きな話題になったと説明。「その時の興奮や驚きが忘れられない経験になった」と、物づくりに関わるきっかけを話した。

 その上でプラスチックのチューブやペットボトルなど、簡単な材料を組み合わせた器械を用いてストランド・ビーストが動く基本的な仕組みを紹介。プラスチックを動かそうとしても、うまく動かないことがあるとし「私が作品を動かしているのではなく、プラスチックが私を動かしていると感じる」と笑いを誘った。

 同館では11月11日まで「テオ・ヤンセン展覧会in沖縄2017」が開催されている。