9月30日に沖縄県本部町大浜のアジマーもとぶであった第2回もとぶシークヮーサー祭で、地元出身の女性3人組「いなぐんぐゎ」が歌三線や太鼓を披露した。本部高校在学中の昨年8月、同級生で結成した沖縄民謡ユニット。「てぃんさぐぬ花」や「童神」などをハモリを入れて歌い、満席の観客を魅了した。

熱唱する(左から)島袋佑さん、玉城愛美さん、宮里愛菜さん=9月30日、本部町大浜のアジマーもとぶ

 メンバーは太鼓担当の島袋佑さん(18)=名桜大1年、三線の宮里愛菜さん(19)=同=と玉城愛美さん(19)=美容系専門学校1年。3人は幼稚園からの幼なじみで、それぞれ別の研究所で三線を習っている。

 本部中時代には中文連祭に出場、進学した本部高で同級生らと郷土芸能同好会を立ち上げ、高文連の舞台や町内のイベントに出演し活躍の場を広げてきた。周りのみんなが楽しんでくれる姿を見てユニットを結成した。

 この日は町の名所を紹介する「本部観光小唄」(作詞作曲・上原良美さん)も披露。町内の40代女性は「歌がすごく上手。ビジュアルも華やかさがある。今後いろいろなイベントで会うのが楽しみ」と期待した。

 玉城さんは「町に貢献できるようなグループになりたい」、宮里さんは「若々しさを前面に出して今しかできないことをやりたい」、島袋さんは「今後は県外や海外でのイベントに参加して本部や沖縄県をPRしたい。いろいろなコラボもしてみたいし、CDも出したい」と夢は大きく膨らむ。

 3人をプロデュースする上原麻利江さん(31)と共に活動を後押しする町観光協会の崎濱秀明さん(44)は「ローカルで素朴で、歌に三線という沖縄テイストが詰まっている。ますます増える観光客のニーズに応えられるアーティストだ」と期待する。

 今後について「求められるのは高いスキルとレベル。練習とステージの繰り返しが大事」と厳しくも温かく本部町産アーティストを見守っている。(仲間里枝通信員)