【宮古島】8日、宮古島市のマティダ市民劇場で開かれた「カギマナフラ・イン・宮古島2017」(主催・宮古島市、沖縄タイムス社)のコンペティション(競技会)で、70歳以上の「トゥトゥ・ソロ部門」を制した蜂屋好子さん(74)=神奈川=は10年前に亡くした夫を思ってフラを踊った。曲目は最愛な人との暮らしを熱望する「エ クウ レイ」。蜂屋さんは「『あなたが見ていてくれたので優勝しましたよ』と伝えたい」と、亡夫の姿に思いをはせた。

しっとりとした舞でトゥトゥ部門で優勝したカ・レオ・オ・ラカ・イ・イアパナ~カ・パー・フラ・オ・カウルレフアの蜂屋好子さん(神奈川)=8日午後4時すぎ、宮古島市・マティダ市民劇場(渡辺奈々撮影)

 フラを始めたのは新聞の広告欄に乗っていた教室の募集案内がきっかけ。以前は夫婦でゴルフを楽しんでいたが、新たな趣味を持とうとフラに転向した。神奈川県のフラ教室「カ・レオ・オ・ラカ・イ・イアパナーカ・パー・フラ・オ・カウルレフア」(新田由美代表)で毎週3~4回、約2時間汗を流す。

 蜂屋さんは「教室の家庭的な雰囲気が好きで気がついていたら夢中になっていた」と振り返る。大会出場が決まり、半年前から練習を重ねてきた。

 フラ愛好家の中でも難解とされる曲目で優勝を手にした蜂屋さんは「時に厳しく、時に優しい先生の指導があったからここまで来られた」と感謝。「フラは生きがい。これからも体が続く限り続けていきたい」と決意した。