「北中城のシンボル・ひまわりで元気に」-。昨年の熊本地震で被災した大津中学校の生徒たちを励まそうと、沖縄県北中城村の北中城中学校の全校生徒が折り鶴を組み合わせて満開の「ひまわり」を完成させた。生徒たちは「ひまわりを見て明るくなってほしい」との願いを込めた。代表の2人が現地を訪れ、16日に大津中へ贈呈する。

熊本・大津中へ贈る折り鶴で作ったひまわりを手にする北中城中生徒会のメンバー=北中城中学校

 全校生徒539人が約700羽の鶴を折り、生徒会の役員が台紙に貼り仕上げた。黄色やオレンジ、緑などの色紙で折った鶴を組み合わせた彩り豊かな「ひまわり」。生徒会長の後藤亜和さん(15)=3年=は「ひまわりは明るいイメージの花。その明るさが大津の子たちの励みになったらうれしい」と話す。当初は千羽鶴を贈るつもりだったというが、「北中城の特色も伝えたい」と、日本一早いひまわり祭りの開催など村を象徴する花のひまわりにしたという。

 大津町は、熊本地震による直接の死者は出なかったが、役場庁舎が使えなくなったり、家屋が倒壊したりするなどの被害があった。大津中では今も、仮設住宅での暮らしを続ける生徒がいるという。

 村では、東日本大震災の支援のため有志で結成した「YORISOI隊」が、熊本地震後に同町との交流を開始。数カ月に1度、大津に通い炊き出しや祭りの手伝いといった支援を続けている。

 今月は14日から、北中城中の生徒も同行し現地入りする。大津を訪れる大城安可利さん(15)=3年=は「熊本の人たちに元気になってほしいというみんなの気持ちをちゃんと伝えてきたい」と決意。同中で「沖縄を感じながら遊んでほしい」と制作したオリジナルのウチナーグチカルタや、募金も手渡すという。

 YORISOI隊キャプテンの大城健さんは「これをきっかけに、子どもたち同士のつながりが生まれてほしい」と期待している。

熊本・大津中へ贈る折り鶴で作ったひまわりを手にする北中城中生徒会のメンバー=北中城中学校