沖縄タイムス+プラス ニュース

【ルポ】18歳の衆院選、塾の前に人生初の投票 「困るのは自分たち若者」

2017年10月17日 05:34

 選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられて初の衆院選(22日投開票)。生まれて初めての選挙になった沖縄尚学高校3年の當間海哉さん(18)=那覇市=は期日前投票初日の11日、「沖縄の思いを背負ってくれる人を国政に送り出したい」と1票を投じた。「投票しないと困るのは自分たち若者」。投票するまでの思いと投票後の感想を聞いた。(社会部・宮里美紀)

初めての選挙で1票を投じる當間海哉さん=11日、那覇市役所

■ネットで政策チェック

 當間さんは通っている塾の授業までの合間を縫って、那覇市役所の期日前投票所へ向かった。

 當間さんは投票前日、インターネットで候補者の公約やこれまでの活動をチェックした。着目したのは、(1)教育費無償化などの若者向けの政策があるか、(2)基地問題で、騒音など早急に対処が必要なことにも意欲的に取り組んでいるか−などだった。

 沖尚高は、「18歳以上」が初めて投票した昨年の参院選前、模擬投票に取り組んでいた。當間さんはその経験もあったので、「特に心配はない」と淡々と投票所へ向かった。

■投票時間わずか1分

 まず、市選挙管理委員会のスタッフから手渡されたのは小選挙区の記入用紙。前日に決めた候補者の名前を頭に浮かべて、さっそく記入。人生初の投票を済ませると、次は比例区と最高裁裁判官の国民審査の記入用紙2枚を手渡された。国民審査も授業で習っていたため、スムーズに出した。

 すべての投票を終え、投票証明書を受け取るまでにかかった時間はわずか1分。

 「足の悪いおばあさんも投票に来ていた。若者は動けるんだし、もっと投票に来てほしいと思った」。當間さんの将来の夢はジャーナリストだ。

 投開票の22日までじっくり考えたいという友人の同校2年、小川遼(はるか)さん(18)=西原町=も一緒に投票場に訪れ、當間さんの様子を見ていた。小川さんは「誰に投票するかまだ決まっていないけど、自分も納得のいく選択をする」と笑顔で話した。

前の記事へ 次の記事へ
沖縄関連、今話題です(外部サイト)
JavaScriptをOnにしてください
きょうのお天気