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ストロンチウム90、土壌分析が不可欠

2017年10月21日 09:30

伴英幸共同代表 (原子力資料情報室)

 沖縄県や沖縄防衛局の調査で、空間や土壌表面の放射線量に異常値は出なかったそうだが、あくまで線量の測定であり、核種を特定できる調査ではない。

伴英幸氏

 沖国大ヘリ墜落時に問題になったストロンチウム90が高江の事故機に使用されていたかどうかは、土壌の詳細分析が欠かせない。放射性物質は核種によって固有のエネルギー値があり、土壌を分析することで核種を特定できるからだ。

 ヘリ炎上事故後の雨で、土壌に染み込んでいる恐れもある。ストロンチウム90は体内に取り込んだ時の内部被ばくが問題となるので、この解明を進めることが大切だろう。ほかの有害物質を含めた汚染や健康被害への対策を取るにも、安全を証明するにも、肝心の土壌が持ち去られれば、科学的解明の機会を奪われることになる。極めて憂慮すべき事態だ。

 1985年の日航ジャンボ機墜落事故で、機体の部品に放射性物質の劣化ウランが使われていたことが分かり問題となって以降、民間機ではそれを使わない部品開発が進んだ。軍用機でもそうした対応が必要ではないか。(談)

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