22日に投票された第48回衆院選は23日、沖縄県内3市村の選挙管理委員会が台風の影響で繰り越していた開票作業を終え、沖縄全4選挙区の議席が確定した。1区で共産前職の赤嶺政賢氏(69)、2区で社民前職の照屋寛徳氏(72)、3区で無所属前職の玉城デニー氏(58)、4区で自民前職の西銘恒三郎氏(63)=公明推薦=がそれぞれ当選した。
1区で7期目を飾った赤嶺氏に敗れた2氏はそれぞれ比例代表の九州ブロックで当選した。自民前職の国場幸之助氏(44)=公明推薦=は3期、維新前職の下地幹郎氏(56)=希望推薦=は6期となる。
2区は照屋氏が自民前職の宮崎政久氏(52)=公明推薦=との一騎打ちを制し6期目の当選。3区は玉城氏が自民前職の比嘉奈津美氏(59)=公明推薦=との勝負を制し、4期目の当選。4区は西銘氏が無所属前職の仲里利信氏(80)と支持を競い5期目の当選となった。
県選出・関係の衆院議員は選挙区で4人、比例で2人が当選し、改選前の9人から6人に減少した。
1区の座間味村、3区のうるま市、4区の南城市は投開票日の22日に台風の影響で離島から投票箱が開票所に届けられず、23日午後1時から開票され、午後4時すぎに全市町村の開票結果が確定した。
県全体の投票率は56・38%で、1970年の国政参加以降最低だった前回52・36%を4・02ポイント上回った。