沖縄の声楽・合唱界の草分け的存在で、県合唱連盟顧問の嶺井政三(みねい・まさみ)さんが26日午前1時15分、肺炎のため、那覇市内の病院で死去した。85歳。南洋諸島のポナペ生まれ。自宅は宜野湾市大謝名。告別式は30日午後2時から2時45分、浦添市前田2の15の1、サンレーグランドホール中央紫雲閣てだこの間で。喪主は妻で声楽家の恵子(けいこ)さん。

嶺井政三さん

 コザ高校教師を皮切りに音楽指導に尽力。沖縄中央混声合唱団の指揮者も務めた。1999年に県文化功労賞、2002年に沖縄タイムス芸術選賞功労賞を受賞。指導を受けた声楽家で県立芸大の翁長剛名誉教授は「包容力があり、人の能力を見いだして伸ばす優れた指導者だった。高校卒業後、遅れて音楽を目指した私にも熱心に指導いただいた。多くの教え子にとって父のような存在だった」と惜しんだ。