コーヒーを飲むだけではなく、豆の収穫から焙煎(ばいせん)までの一連の流れを楽しめる“コーヒー・ツーリズム”が本部町や東村のカフェやコーヒー農園で始まった。コーヒー豆の収穫は県内では秋から春の時期。本部町伊豆味にあるカフェ「cafe gyutto(カフェ・ギュット)」のオーナー森下悦伸さんは「取れたての豆で飲むコーヒーはフレッシュさが違う。新たな観光コンテンツとして売り込んでいきたい」と話す。肌寒くなるこれからの季節。ぜいたくな1杯はいかが-。(北部報道部・城間陽介)

コーヒー豆を摘む中山コーヒー園の岸本さん(手前)とカフェ「gyutto」の森下さん=1日、名護市中山の「中山コーヒー園」

手摘みしたコーヒー豆をガスコンロで焙煎=本部町伊豆味、「cafe gyutto」

コーヒー豆を摘む中山コーヒー園の岸本さん(手前)とカフェ「gyutto」の森下さん=1日、名護市中山の「中山コーヒー園」 手摘みしたコーヒー豆をガスコンロで焙煎=本部町伊豆味、「cafe gyutto」

豆を手摘み

 収穫から焙煎、試飲までを記者も体験してみた。名護市中山でコーヒー豆を栽培する岸本辰巳さんの「中山コーヒー園」で豆を一粒一粒手摘みし、その後カフェに移って豆をむき、中の生豆を取り出す。

 この時点で豆は白い状態だが、カセットコンロを使って焙煎すること8分間。豆は黒色に変わり、パチパチと音を立てて香ばしい香りが立ち上る。「火にかける時間で浅いり、深いりとコーヒーの味もまた変わってきます」と森下さん。

至福の2時間

 焙煎した豆を手でひき、ハンドドリップしてようやく1杯のコーヒーが出来上がった。所要時間2時間。実際飲んでみると、鼻から抜ける香り、舌に残る後味が確かにフレッシュだ。

 森下さんらは北部地域のカフェやコーヒー農園経営者らと1日に「沖縄珈琲ツーリズム協会」を立ち上げた。

 現在、本部町伊豆味のカフェ「gyutto」、東村慶佐次の「又吉コーヒー園」で手作りコーヒー体験を受け付けている。各種プランは1人1500円~。予約、問い合わせは同協会ホームページから。