◆ネットでの聴取、SNSとの連動で強み

エフエム沖縄・下地優制作次長の視点

―エフエム沖縄さんは、「どこでもFM」と「LISMOウェブ」でアプリ・ネット型の配信をしていますが、有料だったり、携帯キャリアを選んだり限定的な配信でした。radikoで総合的にカバーという意図はありましたか。

エフエム沖縄の下地優制作次長

 離島で放送が聴けない、本島でも受信環境が良くないエリアがあったので、その改善という意味でもradikoは必須なんじゃないかと考えていました。今年の春ごろに、現場からの声も高まってきまして、この秋改編の時期に参加という運びです。ラジオ沖縄さんと開始のタイミングがそろったのは本当に偶然ですね。

―今やradikoには全国のほとんどのラジオ局が加盟していますよね。

 日本全国の101あるFM・AM局のうち86局が参加しています。

 プレミアム会員だと、エリアフリー機能で都道府県の壁が取り払われるわけですが、全国に向けて特化してと言うよりは、今までの番組作りのスタイルを維持しながら、どうやって全国のリスナーを取りこむか考えていきたいです。

 ただ、沖縄は得している地域だと思います。JFN系の携帯端末での聴取データでも、他県と比べてエフエム沖縄は聴かれているという数値が出ていますし、radikoプレミアムでは沖縄ローカルのラジオCMを聴くのも面白いんじゃないですかね。

―番組の自社制作率も高いですよね。

 そうですね、40%以上の番組が自社制作なのですが、他県の担当者は一様に驚いてくれますね。

 ローカルな話題・情報を扱う番組の方がスポンサーも付きやすいですし、自社制作が多い局はそれだけ広告主に評価されている元気な局だと思っています。

―若年層に対するアプローチで力を入れているところは。

 そこはやはりSNSの活用ですよね。「Radiodub(平日午後8時~9時)」という番組で特に力を入れていて、twitter・LINE@で今日のテーマなどをアナウンスして、リスナーとやりとりをしています。今やキャリアメールを使っていない方も多いですからね。そのSNSとの連動という意味でもradiko加入は大きいです。

―スマホで投稿・聴取が完結しますからね。

 若い世代向けの番組では「オキアニ!(木曜午後9時~10時)」という最近のアニソンを中心に紹介する番組があります。

 外から見ると、昔の定番のアニソンも流した方が良いんじゃないかとも思ったのですが、若い方は、むしろ40代50代が知らない曲の方が良い!と。コアなリスナーが集まる番組ですよね。そういう意味では、若い世代にターゲットを絞った番組は、radiko、特にタイムフリー向きだと考えています。

 沖縄のラジオ業界は元気とは言っても、セットインユースは年々下がって来ています。今の10代がラジオに接していないと近い将来、媒体としてどうなるか分からない。若年層を中心としたリスナーの底辺拡大の必要性を感じているので、radikoをきっかけにラジオに触れてもらえればと思います。

 県内の民放3局でラジオを活性化させるための特別番組をやっても良いんじゃないかとも思っていますね。

―是非これは、いちリスナーとしても実現させて欲しいです。

【おすすめ番組】
ゴールデンアワー(月曜~金曜、Part1.午後2時~2時50分、Part2.午後3時~3時50分)

 

Radiodubラジダブ(月曜~金曜、午後8時~8時55分)

 

オキアニ!(木曜、午後9時~9時45分)

 

※タイムフリー機能では過去1週間の番組を聴くことが可能。一度再生した番組は、再生時点から24時間以内に3時間の長さまで再生可能