■沖縄小林流空手道無拳会 琉球古武道信武舘 赤嶺浩会長=範士九段

 「いち! に! さん!」。真剣なまなざしで一つ一つ技を繰り出す。約20人いる門下生の熱気がみなぎる。赤嶺浩会長(63)=範士九段=が、沖縄伝統空手と琉球古武道、両方の指導に当たる。琉球古武道の達人だった父・栄亮氏が道場を開設したのは1971年。浩氏は6歳から父に空手を教え込まれ、古武道も学びながら45歳で道場を引き継いだ。

門下生と稽古に励む赤嶺浩会長(前列左から3人目)=豊見城市根差部の琉球古武道信武舘・沖縄小林流空手道無拳会(金城健太撮影)

 現在、門下生は24歳から78歳まで幅広い。古武道、空手の両方を学ぶ人、一方の道を進む人とそれぞれ。外国人の顔も見える。浩氏は「骨格も皆違う。腕も足もよく上がる20代と、70代では同じ形でも違って当たり前。マニュアル通りではなく、自分自身が納得する技の追求が大切」と声を強める。

 海外支部も約40カ所あり、2カ月に一度は指導のために外国に出向く。「生涯武道。沖縄ならではの伝統を、その時の自分に合った形で受け継いでほしい」と語った。(運動部・儀間多美子)