【久高泰子通信員】一般財団法人自治体国際化協会パリ事務所(クレアパリ)の所長補佐として、沖縄県から山城拓也さん(37)=那覇出身、パリ在住=が今年4月から勤務している。

自治体国際化協会パリ事務所の所長補佐として活動する山城拓也さん

 同協会は地方公共団体の国際化推進を支援する目的で1988年7月に東京で設立され、パリのほかニューヨーク、ロンドン、ソウル、北京、シンガポール、シドニーの計7カ所の海外事務所がある。地域経済の活性化や多文化共生、人材育成といった課題において国際的な視野に立った戦略・事業を展開する。

 山城さんは開邦高校英語科から立教大学経済学科に進学。卒業後、県商工労働部雇用対策課、八重山土木事務所、文化観光スポーツ部交流推進課、福祉保健部障害福祉課に勤務。今回、県庁内の公募に受かった。

 「沖縄へのインバウンドをさらに推進したい」と山城さん。欧州から沖縄への観光客誘致を課題に挙げ「残念ながら他県より沖縄は乗り遅れている感がある。フランス人は年間5週間以上のバカンスをビーチでのんびり過ごす傾向がある。沖縄には世界屈指の海があり、素晴らしい文化もある。フランス人は文化を求める気質があり、沖縄は観光地として最適。これに対し観光対策をさらに練るべきだ」と語る。

 フランス、欧州と沖縄、日本を比較し、さまざまな施策や取り組みを調査して県に多くの情報を提供するのを目標に掲げ「日本、沖縄の国際化に貢献したい」と意気込む。

 また、来年の「ジャポニスム2018」(来年7月〜19年2月)のクレアパリイベントとして、パリ西方から郊外にまたがるアクリマタション公園で「日本の祭り」を開催予定。山城さんは「人気と迫力のある沖縄のエイサーをこのイベントで披露できれば、アピール効果最大」としている。