2017年に沖縄県内で新たにHIV感染者、エイズ患者と報告されたのは26日現在で、計29人(16年22人)となり、過去3番目に多いことが県地域保健課のまとめで分かった。そのうち診断時に既にエイズを発症している患者は8人(27・6%)で、全国平均約3割と比較し、2年連続で低くなっている。最多は14年の33人、次いで07年の32人。

HIV新規感染・患者が過去3番めに多かった沖縄県

 同課の担当者は「新規の増加は医療機関での積極的な声掛けなど、心当たりのある方が早めに検査を受けた結果だと考えられる。検査の結果、HIVに感染していても、早期に発見し適切な治療を始めれば、エイズ発症を回避することができる」として、早期の検査と治療を呼び掛けている。

 17年の新規報告者は全て男性で、年代別では20代が13人と最多で、次いで40代が8人、30代と50代以上が4人ずつとなっている。感染経路は男性同性間の性的接触が19例と最も多く、異性間の性的接触が4例、不明が6例となっている。

 統計を取り始めた1987年からの累計はHIV感染者242人、エイズ患者126人の計368人となった。

 また、26日現在の県内の梅毒患者数は男性26人、女性7人の計33人で女性は1999年以降、最多の報告数となっている。

 各保健所は12月1日の「世界エイズデー」前後に無料・匿名の検査を拡充する。時間や期間、予約の必要性などが異なる。問い合わせは各保健所。