企業メセナ協議会(東京・尾﨑元規理事長)は28日、東京都港区で、芸術や文化振興による社会創造(メセナ)活動に貢献した企業団体を顕彰する「メセナアワード2017」の贈呈式を開いた。沖縄タイムス社の沖縄タイムス伝統芸能選考会と選抜芸能祭に優秀賞(しまんちゅ心と技賞)が贈られた。

「メセナアワード2017」の贈呈式で、尾﨑元規理事長から優秀賞を受ける沖縄タイムス社の上原徹専務(右)=28日、東京都港区・スパイラルホール

 全国136件の活動から3カ月の調査や2回の検討会議を経て大賞1社、優秀賞5社、特別賞1社を選んだ。タイムス伝統芸能選考会と選抜芸能祭は60年を越える沖縄伝統芸能の保護や継承による地域振興、文化交流に寄与している点などが評価された。

 審査委員で京都府立大学講師の松田法子さんは「地域が充実して活力があり、多様な深みを保ち続けるには一つの文化的経験を共有し、細部は更新しながらも本質は変えずに次の世代に引き継ぐことが極めて重要。意義深い活動だ」と語った。

 タイムス社の上原徹専務は「沖縄の先人が引き継いできた文化芸能こそが、我々の魂を取り戻すという深い思いで始めた事業。地道に60年以上続けてきた芸能事業を評価してもらえ、誇らしく思う」と喜んだ。