沖縄県糸満市北波平にある障がい者福祉サービス事業所「ひまわりファクトリーBon・Bon」の3人が9日、横浜市で開かれる障がいのある人のパン・菓子コンテスト「チャレンジドカップ決勝大会」の焼き菓子部門に出場する。県産素材を使う「パッションマンゴーロールケーキ」を制限時間の6時間で作り、日本一を目指す。

「チャレンジドカップ決勝大会」焼き菓子部門に出場する(左から)金城歩さん、井上陽介さん、米盛真季さん、職業指導員の當間知佳さん=4日、糸満市北波平の「ひまわりファクトリーBon・Bon」

ひまわりファクトリーBon・Bonの「パッションマンゴーロールケーキ」

「チャレンジドカップ決勝大会」焼き菓子部門に出場する(左から)金城歩さん、井上陽介さん、米盛真季さん、職業指導員の當間知佳さん=4日、糸満市北波平の「ひまわりファクトリーBon・Bon」 ひまわりファクトリーBon・Bonの「パッションマンゴーロールケーキ」

 ロールケーキは、しっとり、もちもちした生地も生クリームも甘さ控えめ。糸満産パッションフルーツと豊見城、宮古島産マンゴーを大ぶりに刻み、食感と酸味を生かしたジャムを添える。一緒に口に含むと互いに引き立て合い、優しい味わいが広がる。

 作り手は那覇市の米盛真季さん(31)、ともに豊見城市の金城歩さん(32)、井上陽介さん(36)。職業指導員の元洋菓子店員、當間知佳さん(41)が見守る中、全国25チームから審査を通った計8チームで競う。味だけでなく、協力できるかなど姿勢も審査対象になる。

 お菓子を作る同事業所の利用者は週5日、約6時間働き、平均月収は約1万6千円。開設時の2011年の約1万円より伸びたが、まだ伸びしろはある。

 サービス管理責任者の平良陽一さん(54)は「地産地消の味をたくさんの人に広め、頑張りに見合う評価を受けるチャンス」と話す。ジャム作りを担当する井上さんは「審査員に、沖縄のお菓子はおいしいとうなってもらえるようにしたい」と意気込んだ。

 大会には那覇市首里平良町の「アトリエ種子」も、全国22チームから選ばれた8チームのパン部門で出る。