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部下の飲酒過多、ニコルソン氏が対処怠る 米海兵隊の報告書指摘

2017年12月11日 07:38

 【平安名純代・米国特約記者】在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官(中将)が米海兵隊のオーストラリア巡回配備に伴い派遣した部下(大佐)が、過度の飲酒を繰り返し、飲酒運転の可能性が指摘されていたにもかかわらず、適切な対処を怠っていたことが新たに分かった。大佐はセクハラ行為も重ねていた。沖縄県内では海兵隊員らによる飲酒運転が頻発しているが、トップの管理体制の甘さが浮き彫りになった。

ニコルソン四軍調整官

 海兵隊監査院がまとめた調査報告書(6月2日付)によると、複数の関係者らは、大佐がオーストラリアに赴任した昨年2月16日から21日までの間、数回にわたり過度な飲酒を繰り返し、飲酒運転をしていた可能性を指摘していた。「大佐と働いた多くのオーストラリア兵らは、大佐を酔っ払いとみなし、米海兵隊の人選を疑問視していた」などと述べ、飲酒過多を繰り返した上、セクハラ行為も重ねたなどと報告している。

 ニコルソン氏は、2月24日、問題行為に関する報告を受け、27日に大佐を沖縄に召還。4月末までに米国に送還する措置を決定した。ニコルソン氏は、部下の不正行為について調査や報告義務があるにもかかわらず、大佐本人の説明を聞いたのみで、真相を明らかにしようと追及せず、調査や関係機関への報告は不必要との判断を下していた。

 米海兵隊監査院は今年3月、ニコルソン氏に対し報告の義務を怠っていたと指摘したが、ニコルソン氏は同意せず、9月にウォルターズ総司令官代理から書面戒告を受けていた。

 同大佐は、昨年4月末に米南部ノースカロライナ州の地に転属後、部下の娘である6歳の女児を性的虐待し、軍法会議で禁錮5年半の有罪判決を受けており、捜査過程でオーストラリアでの問題行為が発覚していた。

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