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米軍、CH53Eの飛行再開 小学校近く上空を飛行 事故から6日、沖縄県は強く反発

2017年12月20日 05:00

 在沖米海兵隊は19日、宜野湾市内の普天間第二小学校へ窓を落下させた米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリコプター同型機の飛行を再開した。ヘリは同校のかなり近くの上空を飛行した。事故から6日後の飛行再開に、翁長雄志知事は「米軍の航空機整備や安全管理体制は全く信用できない」と述べ、米軍を批判。県内からも飛行を強行した米軍に強い反発が上がっている。

飛行訓練を再開したCH53E大型輸送ヘリ=19日午後0時24分、宜野湾市・米軍普天間飛行場

 午後0時24分にCH53ヘリ1機が北向きに離陸。同校をかすめるように飛び、構内に隣接する普天間第二幼稚園近くの上空を通過したのを本紙記者が確認した。この日、CH53は少なくとも4機が飛行した。事故を起こした機体の飛行は確認されなかった。

 佐喜真淳宜野湾市長は「不安が払拭(ふっしょく)されていない中で飛行が再開され非常に遺憾だ」と述べた。市役所で記者団に語った。

 小野寺五典防衛相は会見で「基本的には(学校上空を)飛ばないと認識している」と述べ、今後米軍は市内の学校上空を飛行しないとの考えを示した。宜野湾市内には小学校から大学まで18校あり、上空を避けて飛行することは困難との見方がある。

 翁長知事は「一つの学校の上空を飛ばないことさえ、十分にできていない」と指摘。「物理的に検証しないといけないが、ある意味で普天間飛行場の閉鎖撤去につながる部分もある」と述べ、抜本的な解決には普天間の閉鎖、撤去が必要との認識を示した。

 米海兵隊は18日の声明で、窓落下は「人的ミスが原因で構造的な問題は見つからなかった」と発表。防衛省も飛行再開を容認した。菅義偉官房長官は19日の記者会見で「米軍が飛行再開のための(必要な)措置を取ったと判断した」と述べた。

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