72年前の沖縄戦で「集団自決(強制集団死)」が起きた沖縄県読谷村波平のチビチリガマが荒らされた事件を受け、村は20日、惨劇を風化させず後世に継承しようと特別企画展を村役場1階で始めた。歴史や事件の概要をまとめたパネルと写真、県内外から届いた手紙の一部が展示され、体験者の証言が紹介されている。土日を除く27日まで。

チビチリガマの歴史を後世に伝えようと写真や体験者の証言などが展示されている=20日、読谷村役場

 企画展のタイトルは「チビチリガマから平和の祈りを~沖縄戦の実相を後世へ伝える~」。県内外から届いた手紙の中には「荒らされた被害にとても胸が痛みました」「何かのお役に立ちたい」「戦中・戦後を沖縄にいたので人ごととは思えない」などのメッセージが寄せられた。

 チビチリガマとは対照的にハワイから帰国した人の説得によって犠牲者を出さなかったシムクガマの歴史についても体験者の証言が紹介されている。