忘年会シーズンの12月に入り、沖縄県内で飲酒運転の逮捕者が後を絶たない。県警によると19日までに酒気帯びや酒酔い運転の逮捕者は100人に達し、11月の58人をすでに大きく上回っている。捜査関係者は「取り締まりを強化するほど逮捕者が増える状況」と危機感を募らせ「飲酒運転は絶対にやめて」と訴える。

飲酒運転の逮捕者数

飲酒運転の逮捕者数

 県警のまとめによると、今年に入って飲酒運転の逮捕者が100人を超えたのは12月のみ。残り10日間でさらに増える見込みだ。

 酒気帯び運転で摘発される基準値を下回ったものの、警告を受けた運転手は19日現在、67人。前月の約2・5倍となっている。飲酒運転は重大事故を招く可能性が高い。捜査幹部は「飲酒事故を防ぐには取り締まりを強化するしか無い」と警戒する。

 飲酒絡みの人身事故は11月末現在、70件発生、全人身事故の1・54%を占める。飲酒絡みの死亡事故5件で、全死亡事故の13・2%を占めている。いずれもワーストを免れているが、最下位から5番目だ。

 那覇市の県庁前広場では21日、年末年始の交通安全県民運動開始式が開かれ、飲酒運転根絶や交通事故防止を呼び掛けた。来年1月4日までの15日間、同運動を県内一斉に展開する。

 県警の池田克史本部長は「期間中、飲酒運転や事故に直結する悪質危険な違反に対する交通指導や取り締まりを強化する」と強調した。