沖縄市内の小学校の給食に調理器具スライサーの刃の一部が混入した問題で、市教育委員会は22日、今年4月~12月15日までに、市内の小中学校などの給食に今回の事案以外で4件の異物混入があったと発表した。市教委によるといずれも発生時に県教委には報告しておらず、18日に遅れて伝えた。県が定めた給食の手引きでは、異物混入があった場合は報告する必要がある。

 市によると4件は9~11月に発生。いずれもサラダや炊き込みご飯などに、5ミリ~1センチのハエや小バエが入っていたが児童・生徒が食べる前に気付き、取り除いたという。健康被害はなかった。作った給食センターは第1調理場、第2調理場、諸見調理場。また、県には報告する必要がない異物混入も17件あり、髪の毛やプラスチック、糸くずなどが入っていたという。

 県への報告が遅れたことについて、市教委は「スライサーの事案を機に、県の手引きを見て報告の必要性を知った。報告すべき案件として認識していなかった」と釈明。今後、市が作成する独自のマニュアルに、異物混入時の対応も入れ込むという。

教育長の減給案、全会一致で可決 沖縄市議会

 沖縄市内の小学校の給食に調理器具スライサーの刃の一部が混入した問題で、沖縄市議会(普久原朝健議長)は22日、12月定例会本会議で狩俣智教育長の給与を1カ月間、1割減給する給与条例改正案を全会一致で可決した。

 減給は来年1月の給与で6万7400円減給し、60万6600円となる。市越来の第二調理場で発生した異物混入やネズミの死骸などが見つかった一連の問題の対処が不適切だったことの責任での処分。