■琉球古武道連盟沖縄松林流武拳舘 城間勝雄・範士八段

 与那原町上与那原。午後7時前、整備工場の2階にある道場に明かりがともる。舘長の城間勝雄範士八段(72)は中学3年の時にいじめられ、強くなろうとという思いから空手を始めた。学校や仕事などでブランクもあったが、30代前半に空手は長嶺将真氏、古武道を赤嶺栄亮氏の下で学んだ。

生徒と稽古に励む城間勝雄舘長(前列中央)=7日、与那原町上与那原(喜屋武綾菜撮影)

 那覇市より以南の地域に松林流を普及させたいという思いから、この場所に道場を開いた。現在、門下生は12歳から78歳まで男女合わせて20人。国内外に10の支部があり、海外ではセミナーも行い、技を伝えている。

 「為せば成る」。生きていく上でいかなる場面でも、この気持ちがあれば乗り越えられると説く。稽古は松林流の基本型や動作が中心だ。稽古から何かを感じ、自分なりの空手への思いが生まれることを願う。「伝統文化を正しく継承していきたい。一生稽古だよ」。その言葉通り、日々鍛錬に励む。(フリーライター・たまきまさみ)