任期満了に伴う来年3月11日の沖縄県の石垣市長選挙で、現職の中山義隆氏(50)が27日、市内のホテルで記者会見し、3期目出馬を正式に表明した。「市民一人一人が夢と希望を描ける明るい、元気な市をつくりたい」と決意を語った。
子育て支援や経済振興など2期8年の実績を強調。「争点は自衛隊だけではない。経済振興や福祉、人材育成などが課題。一番大きな考えはどれだけ島を豊かにできるかだ」とし、高等教育機関の誘致などを目玉に挙げた。
自衛隊の配備計画には「理解できる」としつつ「国の専権事項。話し合いのテーブルに着いて中身を確認し、市民とも対話しながら決めたい」と述べた。
中山義隆(なかやま・よしたか) 1967年6月、市登野城生まれ。近畿大商経学部卒。証券会社に勤務した後、八重山青年会議所理事長などを経て2006年市議選で初当選。10年の市長選で初当選し、現在2期目。