年越しに食べる沖縄そばの生産がピークを迎えている。日本一の生産量を誇る糸満市西崎町のサン食品(土肥初子社長)では30日、スタッフが湯気に包まれながら、ゆでたての麺に油をまぶしてほぐす作業にいそしんでいた。

フル稼働で年越しそば作りに追われるサン食品の従業員=30日、糸満市西崎町(崎浜秀也撮影)

 25日から31日午前まで、24時間態勢で生産。普段より20人増やした170人態勢で計75万食を手掛ける。出荷の2割を占める県外向けに贈答用ニーズが高まり、昨年よりも2万食増えた。麺とつゆ、肉やかまぼこなど具材のセット品が人気だ。同社開発部の玉城せりかさん(40)は「沖縄そばのように太く長く、来年もがんじゅーに過ごせるように、味わってもらえれば」と話した。

 年越しそばとして沖縄そばを食べようと提案したのは、同社を創業した土肥健一さん(現会長)とされる。同社によると、本土復帰前の1968年ごろという。

※土肥社長、土肥会長の「土」は右上に「ヽ」がつく異体字です。