2017年が暮れゆく。

宜野湾市宇地泊から浦添市港川を結ぶ全長2キロの牧港高架橋=30日午前、浦添市牧港(小型無人機で撮影)

 経済の好調が続く一方、所得向上や子どもの貧困対策など、沖縄県民が実感を得るには遠く、多くの課題が解決に向けた途上にある。

 県内の観光客数はハワイをしのぐ勢いだ。「ゆいレール」の一日当たりの平均利用客数は5万人に迫り、過去最高を更新する見込みとなった。

 中国福建省と友好県省締結20周年の節目に交流拡大を約束するなど、アジア経済を取り込む新たな芽が出始めている。

 世界王座を獲得したボクシングの比嘉大吾選手、県勢初の賞金王に輝いたゴルフの宮里優作選手などの活躍に沸いた。ゴルフの宮里藍さん、歌手の安室奈美恵さんの引退表明には、一つの時代の終わりを感じた。

 基地問題では、東村高江の民間地での炎上や普天間第二小への窓落下など米軍航空機の事故が相次いだ。日本の民主主義や主権の在り方を問う場面も相変わらず多かった。

 名護市辺野古の新基地建設で国と県の対立は深まる。名護市長選、知事選の控える2018年には、引き続き激動しそうだ。