恒例の新春闘牛の第2弾、新春若手花形大闘牛大会(主催・胡屋闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が2日、うるま市の石川多目的ドームで行われ、会場に詰め掛けた大勢の闘牛ファンや観光客らは猛牛の激闘に大きな声援を送っていた。

リング中央でがっぷり組み合う神風ガン太(左)と丸昇組神龍=2日。うるま市石川多目的ドーム

リング中央でがっぷり組み合う神風ガン太(左)と丸昇組神龍=2日。うるま市石川多目的ドーム

 注目のシーの大一番戦は3連勝の荒波に乗る丸昇組神龍と百戦錬磨の神風ガン太が激突。鋭い道具(角)を巧みに駆使して全力で攻め込む神風ガン太に、神龍は我慢しながら切り返しで応戦。終始攻め続ける神風ガン太の押し込みに防戦ながらも一瞬の隙を突いた相手懐への飛び込みで勝機を探る神龍。しかし、神風ガン太が神龍の切り返しを巧みに受け返して攻勢に転じるとスタンドからは大きな歓声と拍手。ベテラン牛の戦いに「もしや」の期待がかかるが、勝利への執念に燃える神龍の、ここ一番での強烈な押し込みが爆発。粘る神風ガン太をそのまま追い上げると、きびすを返して大きく敗走し、14分32秒の激戦は丸昇組神龍が辛勝ながらも4連勝と星を伸ばし、闘牛ファンの期待に応えた。

 闘牛ファン期待の封切りスペシャルマッチでは、昨年6月の敗戦から8カ月ぶりに参戦のファイティング大吉が、沖縄場所3連勝の悪餓鬼剛虎と激突。両牛はリング中央で厳しい突き合いと俊敏な動きでの取り合いを演じ、リング狭しと動き回る戦況にスタンドからは割れんばかりの声援と拍手が湧き起こった。掛け押して攻め込む剛虎に、大吉はハネあげて応戦、闘志満々の両牛は20分すぎても全く互角の戦況。両牛の一挙手一投足にスタンドは固唾(かたず)をのみながらの観戦となった。

 真っ向勝負の両牛は35分の戦いでもなお闘志満々、死力を尽くす大激戦にスタンドからは大きなどよめきと驚きの歓声。37分すぎ、大吉が疲労のピークを示す舌出しとなり、剛虎の闘牛士が拳を上げて勝利を確信、スタンドもどっと沸き勝負あり、と誰もが思った瞬間、大吉が乾坤一擲(けんこんいってき)の強烈な押し込みを見舞うと、剛虎が大きく敗走し、大激戦は37分2秒での決着、ファイティング大吉のド根性の復活勝利となった。手に汗握る両牛の激闘にスタンドからは大きな拍手が送られた。

 シーの7番戦ではハヤタカ7ちゃんとホワイトゴッドが対戦。短く鋭いガン角を巧みに使いながら攻め込む7ちゃんに、ホワイトゴッドは防戦の戦い。果敢に攻め込む7ちゃんの闘志に気合負けしたホワイトゴッドが次第に後退、ここが勝機となおも7ちゃんが攻め込むとホワイトゴッドが戦列を飛んで敗走。4分12秒の戦いはハヤタカ7ちゃん会心の白星となり3連勝と星を伸ばした。

◆きょう、うるま市で新春南部大闘牛大会

 次回大会は新春南部大闘牛大会が3日午後1時から、うるま市の石川多目的ドームで行われる。入場は男性3千円、女性2千円、中高校生は千円、小学生以下は無料。(宮城邦治通信員)