石垣市立川原小学校校長の荻堂哲さん(56)は、市内のライブバーに出演するなどシンガー・ソングライターとしての顔も持つ。これまで作詞作曲したオリジナル曲はフォークを中心に約70曲。昨年11月に市内で開かれたライブでは、川原小の特色や児童の健康・活躍を願う歌「やいまの風」を披露した。「創作歌が少しでも子どもたちの学校や社会生活、人生に役立ってくれたらうれしい」と話している。

石垣市内でジャズバンドらと開いたライブで自作のオリジナルソングを披露する荻堂哲さん(左から3人目)=2017年11月18日、石垣市内のライブバー

 専門教科は体育だったが、中学時代からギターに親しむなど音楽好きだった。50歳になったのを機に「音楽で思いを伝えたい」と作詞作曲に初挑戦。余暇を利用しての創作活動を続けている。

 「やいまの風」は川原小に赴任した2015年の6月に制作した。歌詞は2番まであり、「やいまの風に吹かれ 大空かけめぐれ」「どうか元気でいてくれ」「さあ飛び立つぞ 自分の夢のために」などと熱いエールを送る。

 荻堂さんは「緑豊かな自然環境や校風を『風』と表現し、教職員や保護者、地域の人に見守られた子どもたちが、小学校を巣立っても元気に夢に向かって羽ばたいてほしい」との願いを込めた。

 昨年11月18日のライブでは、うるま市で活動するジャズバンド7人と共演。川原小教諭や保護者らを前に、オリジナル曲を中心に約20曲を演奏した。

 保護者で市川原の當銘朋恵さん(43)は「校長先生はバドミントンの国体選手だったし、釣りなどもできて多才。歌もすごく、ライブを楽しめました」と話した。

 荻堂さんは「これからも肩肘張らずに楽しみながら、趣味として長く続けていきたい」と意気込んだ。(太田茂通信員)