【東京】国内最大の書道展「毎日書道展」の審査会員から選ばれた100人が新作を発表する「現代の書 新春展」に、県書作家協会木筆會会長の豊平峰雲さん(76)=那覇市=が5年ぶりに出品した。18世紀に中国の冊封使として来琉した徐葆光が詠んだ漢詩を揮毫(きごう)。「豊かな沖縄を取り戻したいという願いを表現した」と語った。

作品に込めた思いを語る豊平峰雲さん=6日、東京・銀座のセントラルミュージアム銀座

 東京・銀座で開かれている同展は、全国に400人近くいる審査会員のうち、この一年で活躍した人らを選抜。日本を代表する書家が名を連ねている。

 取り上げた漢詩「大嶺の詩」は、海沿いの静かな集落のたたずまいを見せる那覇の街並みを徐葆光が詠んだもの。縦175センチ、横53センチの作品にしたためた。

 豊平さんは「昔は自然の中で育まれ、感謝しながら暮らしていた。今は自然破壊するような世の中。平和を表したいという思いで筆を執った」と話した。