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相次ぐ米軍機の事故「異常事態」 沖縄・読谷村議会が抗議決議

2018年1月10日 11:19

 沖縄県読谷村儀間に米軍普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリが不時着した問題を受け、読谷村議会(伊波篤議長)は10日午前、臨時議会を開き、事故原因が明らかになるまで普天間所属全機の飛行訓練の中止を求める抗議決議案と意見書案を全会一致で可決した。

米軍普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリの不時着に対する抗議決議案を全会一致で可決する読谷村議会=10日午前、読谷村議会

 抗議決議と意見書は相次ぐ米軍機の事故やトラブルを「異常事態」と表現。「村民に与えた墜落の不安と衝撃は強く、怒りは頂点に達している」と指摘した。

 現場が民間住宅地やホテルと近く重大事故につながる恐れを強調した上でホテル進入路や村道の規制によって観光客にも不安を与えたことを問題視した。

 村議会はこれまでも事故のたびに抗議を続けてきたが、事故が後を絶たない現状について米軍の安全管理体制に不備があるとした。さらに、1965年のパラシュート降下訓練で小学5年女児が死亡した悲惨な事故を想起して不安と恐怖に包まれている村民感情を訴えた。

 抗議決議と意見書はこのほか①全米軍機の安全点検と実効性のある再発防止策の実施②民間地上空での米軍機の飛行訓練の中止③在沖米軍基地の整理縮小と米海兵隊の撤去④日米地位協定を国民主体とした抜本的な改定―を求めている。

 意見書案への賛成討論で國吉雅和村議は現場近くに陸軍トリイ通信施設があるにもかかわらず、米軍が利用しなかったことを挙げ「一分一秒を争う状況にあったと推測される」と危険性を指摘。日米両政府が強行する名護市辺野古への新基地建設に触れ「膨大な米軍機が配備されることで不時着や墜落の危険が増えるのは目に見えている」と述べ、絶対に阻止しないといけないと訴えた。

 全議員は午後3時に沖縄防衛局を訪れて意見書を手交する。

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